
行動しようとするたびに「でも、これが難しいから」「環境が整っていないから」って考えてしまって。なんでできない理由ばっかり出てくるんですかね。
「できない理由」が次々と出てくる——これは考え方が悪いのではなく、思考の「癖」です。同じ状況に置かれても、「できる理由」を探す人と「できない理由」を探す人では、その後の行動がまったく変わります。
わたし自身も、会社員時代に「できない理由を探すのが得意な人」でした。周囲の目が気になる、評価が怖い、失敗したくない——そういった思考が積み重なって、動きたいのに動けない状態が長く続いていました。
この記事でわかること
- 「できない理由を探す」が思考の習慣になっている仕組み
- できない理由を探す人とできる理由を探す人の前提の違い
- 同じ状況で2人の反応がどれだけ違うか
- できない理由探しをやめるための思考の転換法
- 今日から「できる理由を探す」を習慣にするステップ
「できない理由を探す」は思考の習慣
「できない理由を探す」のは、意志の弱さでも能力の低さでもありません。それは思考の習慣です。過去に「挑戦して傷ついた」経験や「動いたのに認めてもらえなかった」経験が積み重なると、脳は「次も傷つかないように」先に問題を探すようになります。
できない理由が次々と出てくる仕組み
脳は「問い」に答えようとします。「なんでできないんだろう」と問えば脳はできない理由を探します。「どうすればできるだろう」と問えば脳はできる方法を探します。どちらの問いを立てるかが、思考の向かう方向を決めています。
つまり「できない理由ばかり浮かぶ」という状態は、無意識のうちに「なぜできないか」という問いを立て続けていることを意味します。問いを変えれば、浮かぶ思考が変わります。それだけの話です。
できない理由を探す人が使っている言葉
「できない理由を探す人」には共通する言葉のパターンがあります。自分の言葉を振り返ってみてください。
できない理由を探す人の口癖パターン
- 「でも〇〇だから無理」(ただし〇〇はいつも変わる言い訳)
- 「もう少し準備ができたら」(準備が完了することはない)
- 「時間がない」(できる人も同じ24時間を持っている)
- 「どうせうまくいかない」(やってみた結果ではなく、やる前の決断)
- 「自分には才能がないから」(才能の問題ではなく試していない問題)
これらの言葉が「自分の中にある」だけでは問題ありません。問題は、これらの言葉が浮かぶたびに行動をやめることです。できない理由を探す思考は、行動を止める「ブレーキ」として機能します。



わたしも「でも〇〇だから」という言葉をよく使っていた時期があります。会社員のとき、自分のやりたいことに動こうとするたびに、すぐ「でも、家族がいるから」「でも、安定した収入がなくなるから」が出てきた。今思えばその全部が「恐怖を正当化する言葉」でした。
できる理由を探す人は「まず前提が違う」
「できる理由を探す人」は楽観的でも無謀でもありません。ただ「前提」が違います。「どうすればできるか」を先に考える習慣が身についているというだけです。
❌ できない理由を探す人の前提
- 「うまくいかないかもしれない」前提で考える
- 失敗=終わり、という思い込みがある
- 動く前に「完璧な状態」を求める
- 問題が出ることを「障害」として見る
✅ できる理由を探す人の前提
- 「どうすればできるか」前提で考える
- 失敗=学び、という認識がある
- 不完全でも動き始めることに価値を見る
- 問題が出ることを「当然のプロセス」として見る
この前提の違いは「性格」ではありません。習慣的にどちらの問いを立ててきたか、という「思考の積み重ね」の結果です。だから変えられます。
同じ状況で2人の反応がこれだけ違う



「できる理由を探す人」と「できない理由を探す人」って、具体的にどう違うんですか?



同じ状況でも、まず立てる「問い」が違います。それだけで、そこから展開するすべてが変わります。
「副業を始めたい」という状況での2人の反応
できない理由探し「時間がない。スキルもない。何が得意かもわからない。失敗したら周りに何か言われる。準備ができたらやろう。→ 結局やらない」
できる理由探し「今の生活の中で何ができるか。まず月5,000円でいいなら何がある。今すぐできる最小のことは何か。→ 小さく動き始める」
どちらが「賢い」とか「正しい」ではありません。ただ、前者は「動かない」結果を生み、後者は「動き始める」結果を生みます。どちらの結果を選ぶかは、どちらの問いを立てるかで決まります。
できない理由探しをやめるための思考の転換法
「できない理由探し」の思考グセを変えるには、問いの立て方を意識的に変えることが最も効果的です。難しいことはいりません。「なぜできないか」から「どうすればできるか」に問いを変えるだけです。
問いを変える3つのステップ
① 気づく「できない理由」が浮かんだとき、「あ、今できない理由を探している」と気づく。
② 問いを変える「なぜできないか」→「どうすれば少しでも近づけるか」に意識的に変換する。
③ 最小単位を探す「完璧にできる方法」より「今日1つだけやれること」を探す習慣をつける。
この転換は最初は意識的にやらないとできません。でも繰り返すうちに、自然と「どうすればできるか」が先に浮かぶようになります。思考の癖は繰り返しで作られ、繰り返しで変えられます。
今日から「できる理由を探す」を習慣にするためのこと
今日からすぐにできる、一つのことをお伝えします。「できない理由」が浮かんだとき、その理由をノートに書いてください。そして隣に「でもどうすれば少し近づけるか」を一言だけ書く。それだけでいい。
「なぜできないか」より「どうすればできるか」を1秒先に問う
問いを変えるだけで、脳が探す答えが変わります。今日から意識するのはこの一点だけでいいです。
自分の思考パターンを確認してみましょう
まとめ|問いを変えるだけで、見える景色が変わる
「できる理由を探す人」と「できない理由を探す人」の違いは、能力でも性格でもありません。どんな問いを立てているか、それだけの差です。「なぜできないか」を問い続ければできない理由が集まり、「どうすればできるか」を問えばできる方法が集まります。
今日から「できない理由」が浮かんだとき、1秒だけ立ち止まって「どうすれば少し近づけるか」に問いを変えてみてください。その小さな習慣の積み重ねが、半年後の自分を変えます。
この記事のポイント
- 脳は「問い」に答えようとする。「なぜできないか」を問えばできない理由が出てくる
- 「できない理由探し」は性格の問題ではなく、思考の習慣の問題
- できる理由を探す人は「どうすればできるか」を最初に問う、それだけの差
- 問いを変えるには「気づく→問いを変える→最小単位を探す」の3ステップ
- 思考の癖は繰り返しで作られ、繰り返しで変えられる



「できない理由」が浮かんだとき、それを書き出してみてください。書いて外から見ると、「これは本当の問題か?」と気づくことがよくあります。









